埼玉県ネットトラブル注意報 平成28年10月号


埼玉県教育委員会から、以下のとおり通知がありましたのでお知らせします。
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◆埼玉県ネットトラブル注意
平成
28
10月号「友人間で起こるコミュニケーションアプリでのトラブル」
 


友人と連絡を取る方法として近年増えているのが、スマートフォンなどのモバイル端末で使用されるコミュニケーションアプリです。メールが手紙だとしたら、コミュニケーションアプリは会話に近いリアルタイム性を持ったコミュニケーション手段です。

手軽で便利というメリットから多くの人が利用していますが、文字だけでは真意が伝わりにくく、それがトラブルに発展するというデメリットもあります。今回は、コミュニケーションアプリでトラブルにならないための注意点をお伝えします。

■言葉の解釈の違いによるトラブル

友人と遊ぶ約束をしていたAさんは、コミュニケーションアプリを通して「何で来るの?」と当日の交通手段を聞きました。すると突然友人から「遊べなくなった」と返信がきました。後日、友人のSNSには自分と遊ぶ約束をしていた日に、違う人と遊びに行った投稿が掲載されました。それをきっかけに、二人は会話もしなくなり、お互いを避けるようになりました。何が原因だったのでしょう?

それは「何で来るの?」という返信を友人は「なぜ来るの?」という意味で受け取ってしまったからです。コミュニケーションアプリでは、普段の会話のようについ思ったままを送ってしまいがちですが、文字は様々な解釈を生み、それがトラブルの原因になることがあります。一部のコミュニケーションアプリでは、発言が取り消せないものもあるため、正しい内容が伝わるように、日頃から相手がどう受け取るか考え、文章を読み返すなどしてメッセージを送るように心がけることが大切です。

■メッセージを送る時間帯

 友人と寝る時間を削って深夜までコミュニケーションアプリでメッセージのやり取りを毎日続けていたBさんは、常に寝不足状態で学校の成績にも影響が出てしまい、次第に体調を崩すようになりました。

深夜のメッセージは、眠りを妨げられ寝不足になるだけでなく、グル―プで会話をしている場合は通知が鳴りやまないなど、相手に迷惑をかけてしまう場合があります。人によって生活のリズムも違うので、翌日でも支障がない内容ならば、深夜にメッセージを送らないようにしましょう。また、深夜にメッセージが送られてくることが気になるようならば、通知を切っておくことも大切です。

■メッセージの終わらせ方

 友人とコミュニケーションアプリでメッセージのやり取りをしていたCさんは、友人との会話が楽しく、長時間に渡りやり取りを続けていました。暇な時間があればとにかく誰かにメッセージを送信し、他愛もない会話を続けるといったことを毎日していたところ、次第にメッセージを返してくれる友人が減っていき、学校でもぎくしゃくした関係になってしまいました。

長時間に渡るメッセージのやり取りは、自分は楽しくても相手が同じように思っているかはわかりません。メッセージが続くと、終わりにするタイミングを見失ってしまうことがあるかもしれません。会話の途中で「時間は大丈夫?」など気遣うメッセージを間に挟むことで、話を切り上げるタイミングを相手に作ることができます。また、会話を終わらせたい場合、「今日はありがとう」「話せてうれしかった」などと伝え、話の終わりを感じさせることも有効です。相手の気持ちを考えた利用を心がけましょう。


埼玉県教育局県立学校部生徒指導課