令和5年度 修了式 講話
令和5年度、最後の登校日です。振り返るとあっという間の一年間。今は1・2年生が並んで座っている。新年度は新入生が入学し、さらに学年の列が増える、1年ごとに列がずれていく、学校はこれを繰り返し、その1年1年を積み重ねていって社会に出ていくことになる。大切な節目の日です。
本日は、私が3年前、大宮東高校に着任して最初の始業式に生徒の皆さんに伝えた話をして締めくくります。
まず1つ目は、「縁」を生かす。人と人との「縁を大切にしてほしい」と言うことです。一期一会とよく言います。ありきたりですが人と人の出会いは不思議なものです。たまたま、埼玉県内各地から通ってきている生徒たちです。隣同士や前後左右に仲間がいます。たくさんの人々がいる中での出会った貴重な「縁」です。皆さんにはまだ体験がないかもしれませんが、「この人に出会って人生が決まった!」とか。「あの先生の一言で頑張れた」、「この人との出会い、会話が自分の心に火をつけた!」という場面が今後きっとやってきます。すぐに答えは出ないかもしれないが、何年後かに思い出すときもある。出会った「縁」を大切にして、「他者を認め・敬い、人を思いやる気持ちを常に持ち続け、行動する」こういった気持ちを持ち続けて行動することができれば、私は、あらゆる社会生活に順応できると考えます。しかし時として、苦労して人との絆を積み上げても、もろくも一瞬で崩れる時もある、残念で寂しいが、そういった時もぐっと気持ちをこらえて、我慢して生活しなければならない時もある。繰り返しになりますが、人と人との縁を大切に生活してほしい。
2つ目は、「意志あるところ道は開ける」です。私の好きなこの言葉は、私の高校の時の3年間担任だった先生が常に話されていた言葉です。「強い意志を持って行動し、道を切り開いて行け!」と、常に話されていました。スポーツに限ったことではなく、「夢」や「想い」を実現したい、何かを成し遂げたい、と強く思う時、それを現実にするのは、やはり、自身の強い意志が必要です。決してぶれない信念を持つ。「仲間だこうしているから、私もこれでいいや」とか、「人がするからそうしておこう」ではなく、自らの「強い意思」をしっかり持つことが大切です。高校を卒業すればいやがうえにも、社会に巣立つことになります。「意志あるところ道は開ける」、自らを律し、強い意志を持って主体的に行動できる人になってください。
最後に、1点加えます。ソーシャルメディア、いわゆるSNSが広く普及したことでの、問題投稿が広範囲に瞬時に拡散し、投稿者の軽はずみな言動が多くの人々を傷つけ、取り返しのつかない事態が起きていることは皆さんも知っていますね。気の合った仲間と他人の投稿を共有しただけなのに、連鎖的に投稿の共有が行なわれた結果、瞬く間に広範囲へ「拡散」する状況がある、これは、若者だけではなく、私たち大人のSNSを取り巻く言動も慎重にしなくてはならない。ネットリテラシー、インターネット等を正しく使うことについては誰もが正しいい活用が必要。繰り返すが、人と人の信頼関係に基づく仕組みを、根底から揺るがす迷惑行為はあってはならない。些細な行動や軽はずみな言動によって、簡単に相手を傷つけかねません。皆さんには、仲間や集団、人に対する思いやりの気持ちを持ち、よりよい人間関係を築いていくことを期待しています。
長期の休業に入ります。大切な家族や仲間のためにも感染防止対策を続けてください。さらに、事故に遭わない、事故に巻き込まれないように、自覚と責任ある行動を取るように切に願います。
R6.3.22 学校長 上條 岳