2学期始業式 校長講話
本来なら、全員を一堂に集めて話をしたいところですが、今日も残念ですが皆さんの健康に配慮して放送による形式とします。皆さんに、体育館や講義室、教室などで直に話をする場面では、それぞれの「表情」や「しぐさ」が見て取れるので訴えやすいと私は感じます。画面越しで残念ですが、短時間です、しっかりと話を聞いてください。
皆さんはどのように夏休みを過ごしましたか?例年以上に暑さが続いています。少し異常ですね。それぞれの部活動における皆さんの活躍や補習・面接指導・小論文指導などに取り組んだことに敬意を表します。部活動では望んでいた結果以上の活躍ができた人、中には望む結果ではなかった人、それぞれでしょう。過去の反省や教訓を生かすことはとても大切です、そして未来に向け、次の一歩をしっかりと考えて歩みだしてほしい。
一点話します。先日、ハンガリーで行われていた世界陸上と沖縄で開催中のバスケットボールワールドカップで印象深い二人の選手の輝く姿を見ることが出来ました。それは、「自らの強みを信じ・生かす」ことと「高みを見据え、現状を打破する勇気を持つ」ということです。
一人は、女子やり投げ、日本人女子フィールド競技初優勝を果たした北口榛花選手です。知っている生徒もいると思いますが、小学校ではバドミントンと水泳、中学校では水泳と高いレベルで活躍したものの、高校では陸上のやり投げに専念したそうです。今回も最終投擲の直前に4位とメダル圏外、しかし「持ち前の明るさと最終投擲に対する絶対の自信」で金メダルを引き寄せました。元来、大柄な体に加え、「天性の体の柔らかさ」を武器にトレーニングを積んだそうです。そしてコーチがいない状態が続いた大学時代に自ら志願して投擲大国のチェコに渡り、言葉の不自由さを乗り越え敬愛するコーチに師事し大いなる結果を出しました。
二人目は、2mを超す大型選手の中でも、ひと際小柄な172cmの河村勇輝選手です。河村選手は「この身長でやって行けるか?すごく不安があった」と話していますが「負けたくない一心で」自分に厳しく、広い視野を生かし、徹底的にスピードを強化したそうです。そして賛否両論ある中、大学を途中で中退し、プロ選手への転向を決意したそうです。さらに、「味方を生かす意識が高くなりすぎ、得点機会を逃す」ことがあったことから、自らも点を取る、3ポイントシュートに磨きをかけたそうです。そのBリーグでの活躍が認められ代表監督からも信頼を獲得し、現在の活躍に至っています。
この二人の選手から私は、「自らの強みを信じ・生かす」ことと「高みを見据え、現状を打破する勇気を持つ」ということが、いかに大切な事か改めて痛感しました。
3年生の中には、部活動で一区切りがついた生徒さんも多くいると思います。しかし、卒業まで高校生活は続き、中にはこれまで取り組んできた競技や活動を続ける人もいるでしょう。2年生、1年生はいよいよ中心学年、今取り組んでいる活動に対して、より一層励むこととなります。この二人の選手のように、「自らの強みを信じ・生かす」・「高みを見据え、現状を打破する勇気を持つ」。このことをぜひ、頭の片隅においてそれぞれの活動にひたむきに、真摯に懸命に取り組んでほしい。
新型コロナウイルス感染症については若干の変動はあるものの、一定程度の感染が今なお続いています。この感染症だけでなく、季節性のインフルエンザであっても感染が広がれば学級閉鎖、学年閉鎖となってしまします。その場合は大切な受験、大会への参加なども危ぶまれます。繰り返します、基本的な感染対策が重要です。今、一人一人が、何をすべきかよく考えて行動してください。お願いします。3年生の皆さん本格的に進路決定の時期です。進路実現に向けて自己と向き合い、仲間を尊重し、ともに戦ってください。2年生・1年生の皆さん、部活動に学習に充実の時を迎えます。一人一人、より一層の意識改革が必要となる時期です。
最後に一点。知っている生徒もいると思いますが、本日は「防災の日」です、「防災の日」が9月1日に制定されたのは、1923年、今からちょうど100年前に大被害をもたらした『関東大震災』に由来しています。我が国は、地震や津波・高潮・台風・豪雨・洪水など、自然災害が少なくありません。そのため、災害に対する認識を深めることを目的に、「防災の日」が制定されています。本校でも避難訓練を実施し、9/11には短時間ですが「シェイクアウト訓練」を実施する予定です。「備えあれば患いなし」、ぜひ、今後、防災意識を高めてください。
厳しい暑さが続く予報が出ています。これからも、健康に十分に留意しそれぞれの目標達成にひたむきに努力してください。
R5.9.1 学校長