2022年1月の記事一覧
11/17 果物のにおいを合成しました【科学部11月の活動報告2】
あけましておめでとうございます.
今年,科学部は冬休みの活動がお休みだったのですが,
昨年の報告を一つ忘れていたことに気づき,遅ればせながら投稿いたします.
3年生の化学の実験「エステル合成」の応用を科学部で行いました.
カルボン酸とアルコールの混合物を濃硫酸で脱水させるとエステルが生じます.
このエステル,原料のカルボン酸とアルコールの組み合わせによっては,
果物の香りがすると言われています.
原料のカルボン酸に酢酸(炭素数1)と酪酸(炭素数4),吉草酸(炭素数5)を,
アルコールにエタノール(炭素数2)からブタノール(炭素数4)を用意し,
全ての組み合わせで合成してみました.
合成の前に,各原料の匂いを確認しましたが.
原料の酢酸(お酢の中の酸味の成分)は鼻にツンと来るお酢の臭い,
酪酸(チーズや銀杏の実の成分)はブルーチーズのような臭い,
吉草酸はむれた靴下の臭いと,一般的に言われています.
というわけで,原料をの匂いを確認した部員たちは一斉に
顔をしかめる,叫ぶ,廊下まで逃げる….
各自思い思いの反応を見せてくれました.
その後,原料に濃硫酸を加え,ウォーターバスで15分ほど加熱.
どの試験管が何と何の反応かわからなくならないよう,
原材料を示すカラー輪ゴムを付けました.
反応が終わったところで,改めて生成物の匂いを嗅いで見ると….
「あ,果物の匂いがする」という笑顔の生徒.
「いや,原料の臭いが鼻からとれない」というしかめっ面の生徒.
各自それぞれの感想でした.