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2023年7月の記事一覧

令和5年度 一学期終業式 校長講話

 早いもので、今日は1学期の終業式です。4月から、日々の授業や部活の試合など皆さんが頑張っている姿を見てきて、心を打たれることも多くありました。ご苦労様でした。

 約3年以上続いていた新型コロナウイルス感染症が、この5月から。報道のとおり、感染法上の位置づけが季節性インフルエンザ相当の「5類」へ移行しました。国が一律に感染対策を求めるのではなく個人や事業者の判断に委ねられています。しかし、感染症が完全に無くなったわけではなく、感染力も強く、慎重な対応が今後も求められます。皆さんには、大切な仲間や家族を思いやる気持ちを持ち、引き続き、基本的な感染対策に取り組んでほしい。

  5月の講話では2点。登下校時の自転車利用や公共交通機関利用と地域の方々との関係について。友人同士の丁寧な会話と人を敬い自ら進んで行う「場」にあった挨拶について話しました。

 6月の講話では、「清掃・掃除」について皆さんに問いかけました。多くの人たちが使用する公共の場は丁寧に使用し、みんなで手入れをしていくことが大切。教育活動としての清掃の意義について考え、他者や物事に自分の力を尽くせる人であってほしい、と話しました。出来ていますか?

  今日は、夏休み前に、皆さんに、一つの言葉をお伝えします。実は、2年前のこの終業式にも同様の話をしました。それは、

「困難に直面した時、自己を直視し、自分と向き合う、そうすること以外に困難を乗り越えるすべはない!」という言葉です。実は、私自身、常に意識していることでもあります。

 皆さんのこの1学期はどうでしたか?「なかなか成績が伸びない」、「部活動を頑張っても結果が出ない」、「課題を提出しなければならないが終わっていない」など、様々な葛藤を抱いて厳しい局面にいる人や、やるべきことを後回しにしたりした人はいませんか。しかし、どのような形であっても乗り越えねばならない事がこの世の中にはたくさんあります。じゃあ、どうやって乗り越えるのか?私も大いに反省しなくてはなりませんが、人は時として苦しい状況に追い込まれると。

・その状況を誰かのせいにする(自己の責任を誰かに転嫁する)

・行動を棚に上げて文句や愚痴を言う

・その場から逃げる

・ばれないだろうと嘘をつきごまかす

このようなことはないだろうか?

 この言葉にあるように、苦しい状況にあるときや失敗してしまったときなどは、まず、自分自身と向き合うことが大切です。毎日の学習や練習への取り組みを振り返り、自分と素直に向き合う。自らの力を冷静に分析し、友人や家族、時には勇気を出して、先生方に相談する。支えてくれている仲間に感謝し、人と自分を比べることをやめ、地道に努力を重ね、正直に、正々堂々と物事に対処することが大切であると考えます。皆さんはすでに、善悪の判断がつき、正しい行動ができる高校生です。それでもなお、自分に向き合おうとせず、表面的でその場しのぎの行動や言動、嘘をつき、逃げてしまっていては、皆さん一人一人のためには何の解決にもなりません。

「困難に直面した時、自己を直視し、自分と向き合う、そうすること以外に困難を乗り越えるすべはない!」皆さんが起こす行動は、皆さんの心に支えられ、強い意志が必要となります。少しずつでいい!人間性を高めていってください。

 夏休みになり、交通事故や急な雷雨や豪雨といった自然災害、熱中症の危険にも細心の注意を配らねばなりません。「まず、自分の命を守る」「大切な家族・仲間を守る」冷静な判断で正しい行動をお願いします。

また、元気に9月1日に全員が登校して下さい。

                        令和5年7月20日 学校長